今回は、第一子を出産したときの入院体験をもとに、出産時の病室選びについてお話しします。
出産後、妻は最大6組の母子と同室の「相部屋」に入院しましたが、プライベートを確保できないことから精神的にまいってしまい、「個室にすればよかった!」と強く感じたようです。その理由を具体的にお伝えしますので、これから出産を控える方やそのご家族に参考にしてほしいです。
病室タイプごとの料金の違い(相部屋vs完全個室の比較)
あくまでも入院した病院の場合ですが、以下のような病室タイプがありました。

個室にも2種類あり、シャワーが付いているかかどうかで料金も変わるのですが、おすすめは洗面所&シャワー&シャワーが付いたの個室Bの方です。
入院する病室は、妊娠30週目頃までに希望を伝える必要がありました。病室の空き状況や出産予定日の前後によっては部屋が確保できない場合もあるため早めの確認が必要です。
ただでさえ出産費用や子育て用品の準備にお金がかかっており、当初は「料金も安いし相部屋で十分」と妻と相談したうえで判断しました。しかし、実際に体験してみると、完全個室の方がストレスが少ないと気づきました。以下にその理由を詳しくお伝えしていきます。
完全個室を選ぶべき4つの理由
単純に気遣いをしなくて良いというのが4つに共通する理由です。出産で体も大きなダメージを負っており、精神的にも不安定になりやすい出産後においては、できるだけ心地よい環境で過ごせるよう、個室をおすすめします。
- おすすめ理由①:面会時に気兼ねなくリラックスできる
- おすすめ理由②:洗面所やトイレがいつでも使える安心感
- おすすめ理由③:他の物音で赤ちゃんが起きる心配がない
- おすすめ理由④:シャワーは予約した時間に行くのはとても難しい
おすすめ理由①:面会時に気兼ねなくリラックスできる
相部屋では、面会中に家族と会話をする際も小声で話さねばならず、気を遣う場面が多くありました。同室の方の家族が来ていると、話し声が聞こえてきて寂しく感じることもあったようです。
私が面会に行った際、妻がマタニティブルーで泣き出してしまったことがありました。相部屋では十分に慰めたり、スキンシップを取ることも難しかったです。
個室であれば、プライベートな空間で周囲を気にせず会話ができるため、精神的な負担を少しでも軽減させることができると思います。
おすすめ理由②:洗面所やトイレがいつでも使える安心感
相部屋では、1つの洗面所とトイレを最大4人の母親と共有するスタイルでした。出産直後は歩くのも辛い状態だったため、「使いたいときに使えない」という状況は大きなストレスだったようです。
出産後は授乳やおむつ替えなど、これまでに比べても洗面所を使用する場面も増えるため、洗面所の重要度は高まります。
個室であれば専用の洗面所とトイレを使えるため、周りに気を遣う必要がなく、心身ともに楽に過ごせます。
おすすめ理由③:他の物音で赤ちゃんが起きる心配がない
新生児は些細な物音でも目を覚ますことがあります。相部屋では、他の赤ちゃんの泣き声や同室の人の物音で起きてしまうことが頻繁にありました。上で述べたように、洗面所やトイレの使用もありますし、自分宛てでなくても、看護師さんや助産師さんの巡回や家族の面会などもあります。
やっと寝かしつけた赤ちゃんが物音で起きてしまってはがっかりだし、自分の子が発端となって同室の子を起こしてしまい申し訳ないと思うこともあります。
3時間ごとの授乳もありますし、出産直後で心身共に疲れている状態においては、少しでも睡眠時間を確保するためにも個室をおすすめします。
おすすめ理由④:シャワーが予約不要で利用可能
相部屋ではシャワーが病室外にあり、予約制でした。シャワー中は助産師さんに預かってもらうのですが、赤ちゃんの世話をしながら、決められた時間にシャワーに行くのは非常に難しいことが多かったそうです。
特に赤ちゃんは、抱っこでないと寝ない場合も多く、予約したシャワーのためにベッドに戻さなければならないこともあり、とても神経を使う必要がありました。
個室なら、部屋にシャワーが付いているため、赤ちゃんの様子や自分のタイミングで自由に利用できます。
デメリット:コストへの考え方
最後にデメリットをお話しします。
妻の入院した病院の場合、個室の追加料金は1泊あたり+4000円でした。5日間の入院だったので、2万円の追加費用となったのですが、デメリットといえるものはコストくらいです。この金額で「なるべくストレスの少ない入院生活」を確保できると考えると、非常に価値ある選択だと感じており、第二子にも恵まれた際には、完全個室の選ぶことを決めています。
まとめ
出産後の病室選びでは、完全個室が断然おすすめです。理由を改めて整理すると、
- 面会時に気兼ねなくリラックスできる
- 洗面所やトイレがいつでも使える安心感
- 他の物音で赤ちゃんが起きる心配がない
- シャワーは予約した時間に行くのはとても難しい
高額な出産費用に加えて、ベビーカーやベビーベッド等の子育て費用の不安もあり、懸念されるかもしれませんが、心身の健康が第一です。 少しでも穏やかな入院生活を送れるよう、完全個室をおすすめします!
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