はじめての保育園見学レポート|事前調査から当日の気づきまで

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保活を始めるにあたり、他の先輩方が注目したポイントなどをネットで調べたところ、結局は「園の雰囲気で決めました!」という情報を多く見かけました。

正直、園の雰囲気といっても、

具体的に何が分かれば雰囲気を知ることができるのだろう…

と思っていましたが、事前に質問項目を準備しておくことで、ふわっとした印象を言語化できたように思います。

この記事では、見学で得られた発見や実際の質問内容をまとめています。これから保育選びを始める方の参考になればうれしいです。

保育園見学の背景

我が家では0歳児クラスへの入園を見据えて、まずは見学をスタート。見学を通じて園の実際の様子を肌で感じていくことにしました。

【ご参考】全国の保護者が重視した保育園選びのポイント

私たちは保育園を選ぶにあたって、「子どもにとってどんな環境がいいのか?」という視点を大切にしてきましたが、他のご家庭がどんなポイントを重視しているのかも気になるところ。


厚生労働省が実施した全国調査によると、多くの保護者が第一希望を決めるにあたり重視した上位5つの項目は以下の通りです。

順位重視したポイント割合
1位自宅から通いやすい(園の立地)77.1%
2位認可された施設として安心感がある57.8%
3位園の雰囲気や園児の様子40.1%
4位園庭がある・園庭が広い39.0%
5位就学前まで同じ施設に通い続けられる16.6%

特に「通いやすさ」や「安心感」が上位に挙がっているのは、送り迎えのしやすさや、認可施設への信頼感を重視する家庭が多いことの表れと言えそうです。


一方で、「園の雰囲気」や「園庭の広さ」など、実際に見学して感じられるポイントも多く含まれているのが印象的です。


このデータを参考にしつつ、我が家ではさらに「自宅では体験できない環境」に注目して園選びを進めています。

出典:厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(平成29年度)」

我が家の状況と保活方針

  • パパ:会社員(土日休み)、ママ:シフト勤務
  • 育休の延長も可能なため、無理に入園を目指す必要なし(空きを探す必要はない)
  • 自宅では体験できない活動ができる園を重視(例:外遊び、園芸、畑体験など)
  • 我が子の個性(活発でじっとしていられない)に合う園を希望
  • 園庭が広く、体を動かせる環境があることが望ましい
  • 送迎は、朝はママがベビーカー、夕方はパパが車で分担する予定

保育園見学の流れ 事前予約から当日まで

  1. 事前予約
    まずは保育園に電話をして見学希望を伝えます。
    希望日を伝えると、園から候補日を提案されました(私たちは平日の10:30〜でした)。
    予約の際に、駐車場の有無当日の入り方(インターホンを押す、門の前で電話する等)を確認しておくと安心です。
    持ち物としてスリッパの準備もお忘れなく。
    ※私たちは1週間前に予約しました。
  2. 見学当日
    見学対応の先生が1人ついて案内してくれました。
    パンフレットをもらい、0歳児クラスから順番に教室を見学。
    園児の活動の様子や園庭を間近で見ることができました。
  3. 質問タイム
    見学の最後には、事前に準備していた質問をもとに、不明点を丁寧に答えていただきました。
    写真撮影も可能でしたが、SNSなどへの投稿は控えるようにとのことでした。

所要時間はおよそ45分

見学時間帯によって見られる活動が異なるため、給食・自由遊び・図工やお絵かきなどの制作活動、気になるタイミングを選ぶのがおすすめです。

見学前に分かること

今回は公立の保育所だったので、自治体のHPに「園のしおり」などのパンフレットが準備されていました。

そこには以下のような情報が掲載されていました。

  • 自宅からの距離
  • 送迎用駐車場の有無
  • 園の開園時間
  • 保育理念や教育方針
  • 定員数

こうした情報を事前に把握しておくことで、「当日どこを見たいか」「何を質問したら良いか」が明確になり、見学がとても有意義になりました。

また、「保育料」は認可保育所であれば自治体が管理していることが多いので、保育所ではわからない項目です。保育所が分かることに絞って質問するようにしましょう。

【質問リスト】見学で質問・注目したこと

私たちが実際に質問して、聞けて良かった!と思った点は以下の通りです。

  • 欠席の連絡方法は?(電話/アプリ)
     ⇒アプリ。登園記録も残しやすいので便利。
  • 登降園の記録方法は?(紙/QRコードアプリ)
     ⇒QRコードアプリ。
  • 連絡帳はどうやってやり取りされる?(手書き/アプリ)
     ⇒手書き。交換日記のように先生と保護者でやり取り
  • 給食はどのように提供される?(園内調理/給食センター)
     ⇒園内で調理。毎日できたての温かい給食が提供される
  • おむつは園で処理してもらえる?(持ち帰りの有無)
     ⇒処理してもらうことができ、持ち帰り不要
  • 登園で使用したベビーカーは預けられる?(置き場の有無・屋根付きか)
     ⇒屋根はないが、預けることは可能。雨の日はカバーが必要
  • 園庭や周辺環境の充実度は?(外遊びの機会)
     ⇒とても充実。遊具が豊富な園庭に加え、屋上にはテラス、近くに公園あり。
  • 子どもたちの様子・先生の声かけなど園内の雰囲気
     ⇒とても朗らか。見学中も赤ちゃんに声掛けをしてくれたり、対応外の先生や
      配膳担当の職員さんも挨拶してくれ、にこやかな感じが伝わった。
  • 市で決めらている保育料以外の費用はかかるか
     ⇒お昼寝用布団乾燥代としてプラス300円/月が必要


見学後の感想

第一印象は、「案内してくれた保育士さん、本当に子どもが好きなんだな」ということでした。

子どもを抱っこしながら見学に参加したのですが、「かわいい、かわいい」と何度も声をかけてくださり、子供が不安がらないよういつもニコニコしていました。

人見知りが始まった我が子も全くなくことなく、安心していた様子でとても良い見学会となりました。

内容としては保護者目線では、送り迎えのしやすさや設備の充実さなどのわかりやすい指標に注目しがちですが、見学しないと分からないこと、質問しないと分からないことだらけだと思いました。

特に、他の皆さんも気にされている「保育園の雰囲気」は直接目で見て、話を聞いて体感する必要があると強く感じました。

なにより子どもたちが心から楽しそうに遊んでいた姿を見て、安心して預けられるところだと確信しました。

設備の新しさよりや豪華さよりも「子どもにとって安心できる場所かどうか」が伝わってきたことが一番の収穫でした。

これから見学する方へのアドバイス

市のHPやしおりから分かる情報はあらかじめチェックしておくと、当日の質問や確認がスムーズになります。

質問リストを事前に用意しておくと、限られた時間内でしっかり情報を得ることができます。

見学当日に可能であれば先生に質問リストをお渡し、一緒にリストを見ながら会話をすると、質疑タイムが進めやすくなると思います。

その際は私が作成した質問リストも参考にしていただければ幸いです。

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